2008年9月14日(日)「しんぶん赤旗」

自民では答え出ない

医療・雇用… TV番組で小池政策委員長


 日本共産党の小池晃政策委員長は十三日、TBS番組「みのもんたのサタデーずばッと」で、各党出席者と討論しました。

 はじめに、事故米について太田誠一農水相が「人体に影響はない」などと発言したことが議論になりました。

 小池氏は「大臣の資格なし」と批判。農水省が発がん性物質などが入っていることを輸入時に把握しながら流通させていたことを指摘し、「農水省の責任は重大だ。国会でも閉会中審査をやり、徹底的に議論すべきだ」と主張しました。

 自民党総裁選が話題になり、みの氏は、「(五人の総裁候補が)なにしてくれるのかまったく見えてこない」と述べました。

 小池氏は、「後期高齢者は『うば捨て』、若者は使い捨て、地方は切り捨て、そして政権投げ捨て。こんな政治を続けていいのか」と強調。自民党のなかでいくら議論しても答えはでないとし、「結局、総選挙で勝つためのパフォーマンスだ」と述べました。

 また、十月十五日には後期高齢者医療制度に加え、六十五歳以上の国民健康保険の保険料も年金から天引きされると指摘。「新たに天引きが始まるのは六百万人だ。こういう問題は総裁選では議論すらされていない」と力説しました。

 公明党の高木陽介衆院議員が経済対策として定額減税をあげたのに対し、みの氏が、「ちょっとばらまけばいいのか」「かたっぽでは消費税(増税)という意見もある」と指摘。小池氏は、「国民生活のためというなら後期高齢者医療制度を廃止すべきだ」と主張。みの氏も、「小池さんのような具体的な意見がなぜ出ないのか」と応じました。


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