2008年9月13日(土)「しんぶん赤旗」

外国産汚染米は返送

農水省方針 基準超す農薬判明で

共産党要請


 農薬やカビで汚染された事故米が食用に転売されていた問題で、農水省は十二日までに、輸入時の検疫で基準を超える残留農薬が判明した場合、輸出元への返送など、原則として汚染米を流通させない方針を固め、具体策の検討に入りました。

 日本共産党国会議員団の吉井英勝衆院議員と紙智子参院議員は九日、「カビ毒や農薬に汚染されたミニマムアクセス米は、廃棄処分とし、国内流通を禁止せよ」「違反米穀を非食用として輸入することは厳に行わない」と、太田誠一農水相あてに申し入れていました。

 太田農水相は十日、(1)汚染米の返送、厳格な検査マニュアルの作成などの再発防止策(2)最終製品にいたるまでの流通ルートの徹底解明(3)汚染米の販売先業者のいっせい点検の徹底―などを担当部局に指示していました。



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