2008年9月13日(土)「しんぶん赤旗」
米原子力空母G・ワシントン
25日に横須賀入港
米海軍は十二日、米原子力空母ジョージ・ワシントン(排水量一〇二、〇〇〇トン、乗組員五千六百人)が今月二十五日早朝に米海軍横須賀基地(神奈川県)に入港すると発表しました。同艦は五月に日本での任務を終えた通常型空母キティホークの後継艦で、原子力空母の日本配備は初めてです。
ワシントンは当初、八月十九日に配備される予定でしたが、五月二十二日に艦内で喫煙が原因の大規模火災が発生し、艦内の八十区画が損傷。八月下旬まで米本土で修理を行っていました。米原潜ヒューストンが日本寄港時に放射能漏れを起こしたことも判明しています。
「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」の呉東正彦共同代表は、「これらの事故について情報提供もなされず、市民への説明も拒絶したまま配備を強行することは断固として許せない」とコメントしています。
ワシントンは一九九二年に就役し、〇四年にはイラクとアフガニスタン両国での戦争に参加しました。
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