2008年9月8日(月)「しんぶん赤旗」
地球温暖化の抑止に
日本共産党の見解パンフ発行
ゲリラ豪雨や大型化するハリケーン、記録的な干ばつ―。異常気象が世界各地を襲い、地球温暖化への対策が人類的課題となるなか、日本が果たすべき役割を提起した日本共産党の見解「地球温暖化の抑止に、日本はどのようにして国際的責任をはたすべきか」(六月二十五日発表)がパンフレットになりました。(=写真=、日本共産党中央委員会出版局発行、定価百五十円)
ヨーロッパをはじめ各国が温室効果ガス削減の取り組みを進めるなか、日本はアメリカと一緒になって足を引っ張り続けています。
「見解」は、日本をはじめとする先進国が、削減の先頭に立つとともに途上国の対策を支援する「二重の責任」を持てと強調。これまでの「財界まかせ」「原発偏重」を改め、(1)二〇二〇年までに温室効果ガス30%削減を明確にした中期目標を確立(2)産業界の実質的削減を実現する(3)自然エネルギーを普及する―の三つの転換を進めるよう求めています。
「炭素デモクラシー」「森林吸収枠」など、「見解」の理解を助ける二十八項目のキーワード解説がつき、地球温暖化問題の入門書としても役立ちます。
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