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2008年9月7日(日)「しんぶん赤旗」
橋下大阪知事また暴挙
隠し撮り 秘書が実行
国際児童文学館で職員ら監視
大阪府の橋下徹知事が、国際児童文学館(吹田市)の利用実態や職員の働きぶりをチェックするためにビデオの隠し撮りをしていたことが六日、わかりました。府民から「府政の私物化、人権侵害の暴挙そのものだ」と厳しい批判の声があがっています。
複数紙の報道によると、八月中の二日間、同文学館を含め、存廃が議論になっている複数の府立の施設を知事の私設秘書がビデオカメラで隠し撮りをしていたことを知事が同日、明らかにしました。今後は私設秘書だけではできないので、部局にも隠し撮りを指示したとしています。
同文学館について知事は、「マンガばかりだ。『マンガ図書館』に名前を変えたほうがいい」「努力の形跡がない」「職員にやる気がない」などと批判し、ビデオは議会が求めれば公開するとしています。
同文学館は、橋下知事の「大阪維新プログラム案」で、来年度中に廃止し、府立中央図書館(東大阪市)へ移転する方針が打ち出されていますが、存続を求める声と運動が広がり、府議会でも主要四会派が現地での存続を求めています。