2008年8月29日(金)「しんぶん赤旗」
新しいポスターです
共産党が総選挙闘争本部
市田氏会見
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日本共産党の市田忠義書記局長は二十八日、国会内で記者会見し、総選挙に向けた党押し出しの新しいポスターを発表しました。あわせて年内または来年初頭の解散・総選挙の現実的可能性が生まれてきたもとで、総選挙闘争本部を立ち上げて活動を開始したことを明らかにしました。本部長は市田氏、副本部長は小池晃政策委員長です。
市田氏は、「貧困なくし、平和な日本へ 政治の中身を変える 日本共産党」のポスターを掲げ、来月早々から全国で張り出すことを明らかにしました。
これまでの「たしかな野党」というスローガンについて市田氏は、昨年九月の第五回中央委員会総会の決定が、「二〇〇五年総選挙のさい、『二大政党づくり』の動きとのかかわりで日本共産党の議席の値打ちを押し出すうえで、積極的意義」をもち、昨年の参院選でも「全体として積極的役割をはたした」と指摘していたと紹介。同時に、「自公政治に代わる新しい政治の中身を探求する新しい時代」をふまえ、「新しい情勢によくマッチした党押し出しの新しいスローガンを、検討していきたい」としていたことも改めて指摘しました。
また今年八月の六中総は、「『自民か、民主か』の『政権選択選挙』の大キャンペーンは、これまでのどの選挙よりも激しいものとなる」とし、「総選挙で問われる焦点は、政権の担い手の選択ではなく、政治の中身の変革だ、日本共産党をのばしてこそ国民の利益にかなった政治の中身の変革の道が開ける」と解明。市田氏は、新しいポスターのスローガンは、こうした立場にたって検討したものだと紹介しました。
市田氏は、「自公政権にたいする国民の怒りの代弁者として自公政治にきっぱり反対するとともに、日本共産党は『日本の政治をこう変える』という政治の中身の変革を、直面する熱い問題の打開策でも、日本の政治の大きな転換、大きな針路についても『攻めの姿勢』で大いに語っていくという立場でポスターを作製した」と述べ、「政治の中身を変える」というのが、総選挙に向けた新たなキャッチコピーだと語りました。
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