2008年8月24日(日)「しんぶん赤旗」
農業危機 コスト高補てんを
3千人がデモ
高知
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「亡国農政を見直せ」のむしろ旗や「資材コスト高騰分を補てんする緊急政策を実現せよ」のスローガンが会場を飾ります。JAグループ高知と高知県農業会議が共催する「農業危機突破高知県生産者大会」が二十三日、高知市の県民体育館で開かれました。農業者や農協関係者ら三千二百人が参加しました。
「生産コスト上昇分を補てんする緊急対策を講じる」「石油・穀物に対する投機資金の世界的な監視体制をとる」ことなどを国や県に求めていく方針を全員の拍手で確認しました。
主催者あいさつでJA高知中央会の山崎實樹助会長は「今の農業危機は生産者の自助努力では限界だ。農業経営が再生産できる国・県の施策が緊急に求められている」と訴えました。
大会後、参加者はデモ行進して市民にアピールしました。
日本共産党高知県委員会は、会場で党の農業再生プランを配布しました。また、県委員会のメッセージが大会で紹介されました。
産地守れ集会
愛媛
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原油・飼料・穀物価格の高騰による農畜産業者の危機打開にむけて、愛媛県農業協同組合中央会(JA愛媛中央会)などは二十三日、松山市のリジェール松山で「JAグループ愛媛農業危機突破集会」を開きました。県内の生産者やJAの代表者ら三百五十人以上が参加しました。
JA愛媛中央会の伊賀上恒英企画本部長は、生産コストの削減や生産資材価格の安定に総力をあげているが、自助努力だけでは限界に達している実情を示し、低コスト生産への支援と経営安定対策の早期実現などを国に求めました。
ハウスミカンや野菜生産者、水田農家の代表などから、担い手の高齢化に加えての今回の負担増に、産地の崩壊を危ぐする発言が相次ぎました。JAえひめ女性組織協議会の岡崎節子会長は「胸を張って子どもらに農業を引き継げるような農政を実現してください」と訴えました。
日本共産党愛媛県委員会が、連帯のメッセージを送りました。
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