2008年8月19日(火)「しんぶん赤旗」
空母のない夏ずっと
住民団体が行動計画
横須賀
在日米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備予定の原子力空母はいらないという一点で力を合わせる「いらない! 原子力空母」の人たちは十八日、横須賀市役所内で記者会見し、今後の活動予定を明らかにしました。
同会は七月六日に発足し「原子力空母はいらない」を一致点に多くの市民と手をつなぎ運動しようと活動をスタート。街頭で月一回のパレードや週二―三回のミニ集会を行います。
同会の一人は、原子力空母の配備の是非を問う住民投票条例制定を直接請求する署名運動をとりくんで、さまざまな団体、市民が力を合わせることが大事だということを学んできたと強調します。「市民一人ひとり、いろんな市民運動がばらばらでなく手をつないで反対運動を一緒にやっていけたらということで会をつくろうと、女性、青年たちが中心に声をあげた」とのべました。
同会が主催する「空母のいない夏を楽しもう」パレードの実行委員長は「私たちは幅広く、緩やかに熱い連帯をつくりたい。女性の力を発揮したい」と語りました。
会見後、同会は横須賀中央駅前で宣伝し、火災事故を起こした原子力空母が消火までにかかった時間を三択で尋ねるシール投票を呼びかけ約三十分で七十二人が参加しました。「十二時間」と正解したのは五十人でした。
「空母のいない夏を楽しもう」パレード 24日 横須賀市・ヴェルニー公園。集合午後5時、オープニング午後5時半、パレード6時スタート
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