2008年8月12日(火)「しんぶん赤旗」

米原子力艦船

配備・寄港やめよ

はたの、笠木衆院予定候補ら要請


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(写真)抗議する(右から)笠木、はたの、いとう、ねぎしの各氏=11日、横須賀市・基地正門前

 日本共産党神奈川県委員会は十一日、米原潜ヒューストンの放射能漏れに抗議し、原子力艦船の横須賀配備・寄港の中止を求め米海軍第七艦隊司令官、在日米海軍司令官と外務省に申し入れました。

 申し入れ書は、米原子力艦船の放射能漏れの常態化の可能性が否定できないとして、真相解明と情報公開、日本に寄港する原子力艦船について冷却水漏れや放射性物質の漏えいの有無の情報提供を要求。原子力艦船の寄港中に一次冷却水を放出することを「例外」として認めることがありうるとした一九六八年の三木武夫外相とジョンソン大使の「会談覚書」の破棄を求めています。

 事故の真相が解明されるまで米原子力艦船の寄港・配備を中止すること、原子力空母の安全性を証明してきたとする米国文書の欠陥が明らかなことから、原子力空母ジョージ・ワシントンの配備中止を申し入れています。

 外務省北米局日米安全保障条約課担当者は、空母の横須賀配備について「事故の事実関係が明らかになった段階で適切に対応したい」とのべ、事故の通報の遅れについては「災害が発生する恐れのある事案について通報することになっていたが、今後は放射能にかかわるどのような事案でも関係省庁、自治体に通報するよう改善したい」と答えました。

 米軍、外務省双方の申し入れには、はたの君枝、笠木たかし両衆院南関東比例候補、いとう正子衆院神奈川11区候補、ねぎしかずこ横須賀市議が参加。外務省で、はたの氏は「安全だという米側の言い分に信頼性はない。原子力空母の入港はお断りというのが筋だ」とのべ、笠木氏は「ずさんな米軍の安全管理で原子力空母入港の大前提が崩れている」と指摘しました。


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