2008年8月12日(火)「しんぶん赤旗」
放射能漏れ
うるま市議会が抗議決議
沖縄
米原潜「ヒューストン」の放射能漏れ事故を受け、沖縄県のうるま市議会は十一日に臨時議会を開き、同事故にたいする抗議決議と意見書を全会一致で可決しました。
同原潜は、冷却水漏れが確認されている二〇〇六年六月から、同市勝連のホワイトビーチにこれまで五回寄港していることが明らかになっています。
決議・意見書は「冷却水が漏れたこと自体絶対あってはならないこと」と厳重に抗議。また公表が遅れたことについても「到底許されるものでなく、住民軽視であると言わざるを得ない」と、日米両政府を厳しく批判しています。
決議・意見書は、今回の事故への原因究明と詳細な説明責任、原潜の安全性についての情報を軽重にかかわらず迅速に公表すること、ホワイトビーチに米原潜を寄港させないこと―の三点を強く求めています。
同市議会は同日、外務省沖縄事務所、沖縄防衛局、在沖米国総領事館などを訪れ、直接決議書を手渡し、抗議しました。
同市議会は七月三十日に、ホワイトビーチへの寄港回数が年間最多となったとして、原潜寄港に反対する抗議決議と意見書を可決しています。
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