2008年8月9日(土)「しんぶん赤旗」
CO2削減にルール
NGOがキックオフ集会
地球温暖化にストップをかけるために日本が温室効果ガスの中長期的な削減目標を設定することと、そのためのルール(法規制)を政府に迫る「メークザルール」キャンペーンのキックオフイベントが八日、東京都渋谷区内で開かれました。
賛同する環境NGOや市民団体の関係者ら約百五十人が参加。「CO2をたくさんだす企業には相応の負担を」「自然エネルギーを大幅に増やすしくみを」と訴え、CO2を二〇二〇年に30%削減(一九九〇年比)、五〇年に80%削減を政府が約束するよう求める請願署名運動など多彩なアクションを呼びかけました。
同キャンペーン実行委員会の平田仁子事務局長は「アクションの輪を広げ、未来を変えよう」と語り、同キャンペーンのメーンキャラクターのシロクマを実行委員長にきめ、シロクマの名前を募集しました。
国立環境研究所の西岡秀三特別客員研究員は、CO2削減へ「二十世紀型のエネルギー技術を転換すること。自然エネルギーなどあらゆる技術を動員すればできる。そのためには削減の目標設定とルールを作ること」と強調しました。
日本共産党の笠井亮衆院議員がメッセージを寄せました。
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