2008年8月9日(土)「しんぶん赤旗」
米司令部移転反対の垂れ幕
座間市撤去 市民が抗議
神奈川県座間市は八日、市役所前にかかげた「キャンプ座間への米第一軍団等の移設反対」の懸垂幕を、市民の抗議のなか、撤去しました。同日市内十六カ所の懸垂幕・横断幕のすべてを撤去しました。
防衛省は七月二十八日、市と防衛省との協議会設置を提案した際、「キャンプ座間米陸軍第一軍団司令部等移転に伴う基地強化に反対する座間市連絡協議会」（会長・星野勝司市長。市、市議会、自治会の代表で構成）の運動や、懸垂幕・横断幕を継続する限り、交渉に応じないとしました。市連絡協議会は、同日の臨時総会でこれを受け入れ、同会も七日に解散しました。
八日の市役所前の懸垂幕の撤去には、多くの市民が抗議の声をあげました。
「平和で住みよい民主座間市政をつくる会」の、かもい洋子座間市長候補（「キャンプ座間への米陸軍第一軍団司令部の移転に反対する座間・相模原・周辺市民連絡会」代表）は、「国のやり方に怒りがこみ上げてくる。六万人の市民が署名で示した基地強化反対の思いと、自治体ぐるみの四年間の運動の成果を生かす市政こそが求められる」と語りました。
■関連キーワード
