2008年7月28日(月)「しんぶん赤旗」

長崎・佐世保へ米原子力空母

被爆県民は入港反対


 長崎県・佐世保港への米原子力空母ロナルド・レーガン入港(二十八日)に抗議・反対する「米軍基地の再編・強化、日米軍事一体化許すな・米原子力空母レーガン入港反対佐世保集会」(同実行委主催)が二十七日、佐世保市で開かれました。

 猛暑のなか、日本共産党や平和・民主団体から百四十人が参加。のぼりや「入港反対」の横断幕をひるがえし、「佐世保の『準母港化』を許すな」「米軍基地の再編・強化反対」とシュプレヒコールを繰り返しました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が集会に駆けつけ、「入港が繰り返されるのは被爆県・長崎に対する挑戦だ。国民の(平和への)願いをズタズタに引き裂くもので絶対に許されない」と抗議しました。

 足踏みする「米軍再編」などを例に、「戦争も核もない平和な日本、世界をつくろうという声が政治を動かし、日米同盟を絶対化する勢力を孤立させている」と強調。基地強化、「準母港化」を許さないたたかいを市民・県民に広げようと訴えました。

 集会では、同空母の核持ち込みを強く懸念し、「被爆県民として原子力空母の入港は絶対に容認できない」とするアピールを採択。沖縄、横須賀、岩国などでたたかう人たちと連帯し、「心と力を一つに米軍基地の再編・強化を打ち破ろう」と呼びかけました。

 集会後、参加者は「ピースパレード」。休日の買い物でにぎわうアーケードを歩き、道行く市民らに「入港反対の声をあげよう」と訴えました。



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