2008年7月28日(月)「しんぶん赤旗」
憲法守れ 広がり確信
母親大会閉幕 のべ1万5千人参加
第五十四回日本母親大会は二十七日、名古屋市内の「ポートメッセなごや」で全体会を開き、二日間の日程を終えました。同日は八千人、前日とあわせてのべ一万五千人が参加しました。
一枚いちまいの花びらに願いが書かれた大輪のヒマワリが壁面を飾った会場。参加者は「憲法九条やくらしへの攻撃を許さず、母親・女性の切実な願いをかかげ、連帯を強め、ともに力を合わせましょう」との大会アピールに大きな拍手を送りました。
一橋大学の渡辺治教授が「憲法を力に未来をきりひらく」と題して記念講演しました。
各地の代表が、たたかいと行動で政治と社会を動かしてきたとりくみを構成劇で紹介しました。
愛知県の新婦人小牧支部の女性(32)は、「夫と子どもを戦争に行かせたくない」と国民平和大行進に参加。憲法と核兵器廃絶署名用紙を持ち歩いていることを話し、「平和な世界へがんばりましょう」とよびかけました。
業者婦人が後期高齢者医療制度の廃止とともに「私たちの消費税はトヨタなどの大企業のための減税に使われている。消費税を上げるな」と訴えます。憲法二五条を守り生かせとたちあがっている姿や、愛知県犬山市の学力テストを許さないたたかいに、会場から手が振られます。
参加者たちは、「九条の会の広がりが改憲反対の世論をつくってきたことに確信をもつことができました」(大阪府の小学校教員)と思いを新たにしました。