2008年7月20日(日)「しんぶん赤旗」
景観と住環境考える
全国ネットを結成
マンション問題や住環境問題の改善を目指して運動をする住民や弁護士、建築士、研究者が十九日、全国代表者会議を京都市で開き、各地の運動をつなげる「景観と住環境を考える全国ネットワーク」を結成しました。五月十日の全国会議成功に続いて開かれたものです。
参加の二十団体、四十七人全員が発言。福岡住環境を守る会代表委員の幸田雅弘弁護士は「住民運動をする人たちを最近回ったが、運動にはもっと知恵が必要と感じた。運動のツール、考え方を勉強するためにも、全国的組織が立ち上がり活動できることに期待している」と述べました。
高知市の、はた愛さんは「児童遊園の南側や高知城の中にも高層マンションの建設が計画・進行していますが、私たちは個々のたたかいになっている。全国のネットワークと連絡を取り、運動が進められるようになるのはうれしい」など歓迎の発言が続きました。
同会議はまた、二つの柱からなる運動方針((1)全国のマンション紛争の経験の蓄積・交流・支援・助言ができる具体的な体制と対策をつくる(2)法律や条例の改正を目指す。とりわけ目前に迫った都市計画法の改正に全力を挙げる)と、申し合わせを決めました。
代表に日置雅晴弁護士、十五人の運営委員が選出されました。
■関連キーワード