2008年7月20日(日)「しんぶん赤旗」

憲法討論集会

米国追随を批判 仁比議員

自民・民主 「九条二項なくせ」


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(写真)憲法タウンミーティングで発言する仁比議員=19日、横浜市

 日本共産党の仁比聡平参院議員は十九日、日本青年会議所が横浜市で開催した「憲法タウンミーティングIN横浜」にパネリストとして参加し、各党代表と憲法問題について意見を交わしました。

 国際貢献のために憲法九条を変えるべきかについて仁比氏は、「イラクでもアフガンでも行き詰まりを深め、国際的に孤立する米国の一国覇権主義にいつまでついていくのかが問われている」と強調。「戦争違法化の歴史で一歩先をいく九条を政治に生かすことが求められている」と主張しました。

 自民党の船田元・衆院議員は「九条二項を削除し、自衛軍を保持する。同盟国であるアメリカをどう助けるか考えないといけない」とのべ、民主党の長島昭久衆院議員は「九条二項を廃止し、自衛隊を明記。第三項を加え国際平和協力を書き込む」とのべました。

 仁比氏は、地方自治をめぐって「地方交付税の削減や公共事業の押し付けで地方自治体の行財政を圧迫してきた政治のあり方を正すことこそが課題」と指摘。政教分離規定をめぐっては「靖国神社への総理大臣の参拝は、国民の信教の自由の侵害とともに、日本の侵略戦争を正当化するという問題がある」と述べました。



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