2008年7月18日(金)「しんぶん赤旗」
新基地反対400人唱和
沖縄県議会決議前に集会
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沖縄県議会六月定例会の最終本会議(十八日)で「名護市辺野古沿岸域への新基地建設に反対する」意見書・決議両案が審議されるのを前に、十七日夕、「新基地許さない」の四百人の唱和が響きました。県議会前の県民ひろばで開かれた集会には、辺野古で座り込みを続けるおじぃ、おばぁも駆けつけ、最前列に座り込みました。
この緊急県民集会(主催・基地の県内移設に反対する県民会議)は、同案を提出した野党六会派の議員が勢ぞろいしました。
現地「ヘリ基地反対協」の安次富浩代表委員は、「明日、民意の決議が上がります。無謀で愚かな行為をやめさせ、子どもたちに美しい海を残そう」と呼びかけました。
日本共産党の前田政明県議は「明日は県民と県議会が心をひとつにする歴史的な日。県民の長年の願い実現へ団結してがんばろう」とあいさつしました。
沖縄県統一連の新垣繁信代表幹事は「美(ちゅ)ら海を破壊して人殺しの軍事基地をつくることは法治国家として断じて許せない。新基地容認の仲井真県政を県民の力で断固として糾弾していこう」と訴えました。
集会は、十八日の第八回普天間移設協議会での仲井真知事の新基地建設容認の姿勢に反対し、県議会での意見書・決議両案の議決を支持するアピールを採択しました。
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