2008年7月16日(水)「しんぶん赤旗」
応益負担廃止へともに
共産党 障害者・患者団体と懇談
日本共産党国会議員団の障害者の全面参加と平等推進委員会(責任者・小池晃参院議員)は十五日、国会内で、障害者・患者団体との懇談会を開きました。
懇談には、日本障害者協議会やきょうされん、全日本ろうあ連盟など、二十八団体の代表者四十九人が参加し、十八人が発言しました。
小池氏は最初に、「来年は自立支援法の見直しの時期。真に障害者の自立と社会参加、権利を保障する法制度へ抜本的に見直すべきである」として、応益負担制度の廃止や事業所にたいする報酬引き上げなどの日本共産党の考え方を話しました。
参加者からは、「利用者負担増で滞納者が増え、ある町では24%が通所を断念した」など、定率一割の応益負担による深刻な実態が紹介されました。「障害が重いほど負担が重くなる応益負担は廃止を」「手話通訳は利用者に負担を求めないことを法律に明記してほしい」などの声が相次ぎました。
また、「一回の治療に百五十万円必要」(全国慢性炎症性脱髄性多発神経炎サポートグループ)など難病を内部障害として認め、医療費を公費で援助してほしいという訴えも続きました。
共産党から小池氏をはじめ、笠井亮、穀田恵二、塩川鉄也の各衆院議員、井上哲士、仁比聡平、山下芳生の各参院議員が参加しました。
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