2008年7月11日(金)「しんぶん赤旗」
原水爆禁止世界大会 海外代表
26カ国5組織から83人
「核兵器のない平和で公正な世界を」と八月二日から九日まで広島、長崎両市を舞台に開かれる原水爆禁止二〇〇八年世界大会に、二カ国の政府代表や国際機関代表をはじめ、二十六カ国五組織から八十三人が参加を予定しています。
ことしの世界大会は、二〇一〇年の核不拡散条約(NPT)再検討会議を「核兵器のない世界」への転機とするための行動を開始する大会として注目が集まっています。
国際機関代表として、セルジオ・ドゥアルテ国連軍縮問題担当上級代表が初参加し、アラブ連盟のモハメド・エゼルディン・アブデルモネイム軍縮・戦略問題特別顧問も参加を表明。政府代表では、エジプト、キューバの駐日大使館から臨時代理大使や一等書記官の参加がこれまでに決まっています。両国はいずれも核兵器廃絶の先頭にたつ新アジェンダ連合や非同盟運動の参加国です。
NGO(非政府組織)からは、核保有七カ国すべての代表がそろいます。アメリカの同盟国でありながら、政府の中枢から核兵器廃絶を求める流れが起きているノルウェー、オーストラリアの代表もきます。アフガニスタンの代表や、イラク戦争での米軍人遺族も参加します。フランスはじめ、多くの国から青年の代表が加わっています。
世界大会に向けて、ノルウェーとエジプトの外務大臣が成功を願うメッセージを実行委員会によせています。
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