2008年7月8日(火)「しんぶん赤旗」
印大使館狙い自爆テロ
外交官ら41人死亡
アフガン首都
【ニューデリー=豊田栄光】アフガニスタンの首都カブールで七日、インド大使館を狙った自動車による自爆攻撃がありました。アフガン内務省は四十一人が死亡したと発表。ロイター通信によると、外交官と大使館付き武官を含む四人のインド人が死亡し、百四十一人が負傷しました。
アフガンの反政府武装勢力タリバンのスポークスマンを名乗る人物が同日、犯行声明を発表しました。インドはアフガンのカルザイ政権を強く支持する国の一つです。
インド政府は同日、「このようなテロによってアフガン政府と国民への支援をやめることはない」との外務報道官声明を発表しました。
アフガンにいるインド人労働者や警備関係者は約四千人に上り、インド人を標的にしたテロが次第に目立つようになっていました。