2008年7月7日(月)「しんぶん赤旗」
“社会変える連帯を”
京都 志位委員長、青年と交流
京都市で六日に開かれた日本共産党演説会後、別会場に集まった青年たち約百十人が、志位和夫委員長を囲み「志位さん、青年と語る」と題して交流しました。志位氏は、ざっくばらんな質問、意見にユーモアを交えながら、ていねいに答えました。
青年の「苦しめられている友だちが、自己責任論でしょうがないと思わされている。どう話したらいいか」の質問に、志位氏は「不安定雇用という選択肢しか選べず、やむなく日雇い派遣を選ばざるを得ない。他の選択肢をふさがれている。これは若者の責任じゃない。社会を変える連帯をつくってほしい」と答えました。
女子大学生は「友だちを共産党や民青同盟に誘うと、組織に入ると偏ると言われた。どう答えたらいいですか」と質問。志位氏は「メディアが真実を伝えているか。派遣や医療だって本当の正しい姿伝わっていない。自分が共産党や民青に入って、世界が明るく見えるようになったという実感や生きづらさの根っこが見えてきたことを具体的に話してはどうでしょうか」と激励しました。
「周りの若者は政治に関心が薄いが…」という男子大学生の質問には、志位氏は「政治に関心がなくても、政治にかかわりがない人はいない。例えば高い学費の問題などその人の困っていること、願っていることをとっくり聞くことからはじめてみたら」とアドバイスをしました。