2008年7月5日(土)「しんぶん赤旗」
住人側 被害届を撤回
国分寺ビラ弾圧 共産党「不起訴へ全力」
マンションの集合ポストにビラを入れたとして、日本共産党の幸野おさむ・東京都国分寺市議(27)が住居侵入容疑で書類送検された問題で、同マンションの住人側は四日までに、警視庁小金井署に提出していた被害届を取り下げました。
同署によると、住人側は三日午後、「関係者と協議の上で、取り下げることにした」として、取り下げ願を提出、受理されました。
同署は先月九日、同市議を書類送検。党国分寺市議団は「議員が市民に議会報告のビラを配るのは当然であり、犯罪行為ではない。起訴されれば、議員活動に対する制限になるし、住民の知る権利も侵される」としています。
被害届の取り下げについて党北多摩中部地区委員会は、「すでに書類送検されている以上、起訴するかどうかは東京地検八王子支部の判断になる。不起訴処分を勝ちとるまで、世論喚起や地検への要請に、力を緩めず取り組む」としています。
ビラ弾圧事件について考える集会「あぶない!言論の自由が! ビラ配布の自由を守る7・9集会」には、幸野市議も参加します。七月九日午後六時半から、日本教育会館一ツ橋ホール(東京都千代田区)で。問い合わせは全労連(03・5842・5611)へ。