2008年6月29日(日)「しんぶん赤旗」
米空母の危険性告発
横浜弁護士会が基地シンポ
基地シンポ2008in神奈川「いま基地の街では―岐路に立つ住民の安全と地方自治」(主催・横浜弁護士会)が二十八日、横浜市中区の横浜関内ホールで開かれ、六百人が参加しました。
シンポでは、呉東正彦弁護士、井原勝介前岩国市長、軍事評論家の前田哲男氏、法学館憲法研究所の伊藤真所長(伊藤塾塾長)が講演しました。
呉東氏は、横須賀に配備予定の原子力空母の火災事故にふれながら同空母の危険性を告発。二つのストップ原子力空母母港裁判や、住民投票条例制定の直接請求運動の経過を報告しました。
井原氏は、米軍再編をめぐる岩国のたたかいを振り返りつつ、「草の根ネットワーク岩国」(井原氏代表)を設立したことなどを語りました。
前田氏は、米軍再編と原子力空母の配備が密接に絡み合っていることを指摘し、伊藤氏は、国の基地政策と憲法および地方自治の本旨について語りました。
現場からの報告として、厚木爆音訴訟、山崎訴訟(米兵による強盗殺人事件)、自衛艦「たちかぜ」訴訟(自衛隊内部のいじめ自殺事件)の各原告が発言。参加者から「がんばって」との激励が寄せられました。
日本共産党の、はたの君枝衆院比例候補も参加しました。
■関連キーワード