2008年6月27日(金)「しんぶん赤旗」

民主都議 10月に海外視察

共産党は反対 再検討要求


 東京都議会議会運営委員会の理事会は二十五日、民主党都議が十月にアラブ首長国連邦(UAE)、イタリア、ドイツを海外視察する計画を了承しました。

 同党都議四人が十月九―十八日の十日間、UAEのドバイ、イタリアのベネチア、ドイツのミュンヘンを訪問するもの。「都市の国際競争力」「観光振興」などの調査を名目としています。

 理事会で日本共産党の吉田信夫都議は、この海外視察計画は認められないとしたうえで、大阪府議会では海外視察の中止が検討されていることを紹介し、「海外視察自体、立ち止まって再検討すべきだ」と表明しました。

 都議会では、自民、民主、公明各党の都議が一人平均百四十八万円をかけて海外視察を行い、都民から「税金を使った豪華観光旅行はおかしい」と批判があがりました。批判を受けて一九九七年に海外視察を中止しましたが、自民・民主・公明各党が二〇〇一年、海外視察を復活させました。日本共産党は海外視察の抜本見直しを要求し、九三年以降は海外視察に参加していません。


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