2008年6月23日(月)「しんぶん赤旗」

米軍再編反対へ連帯

沖縄・神奈川・岩国シンポ


 米軍再編反対で連帯と団結を深めようと山口県岩国市のシンフォニア岩国で二十二日、「米軍再編反対沖縄・神奈川・岩国連帯シンポジウムin岩国」が、同実行委員会(岡田久男代表)の主催で開かれ、市民ら八百人が参加しました。

 コーディネーターは井原勝介前岩国市長、パネリストとして原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会の新倉裕史共同代表、第四次厚木基地爆音訴訟団の斎藤英昭事務局長、伊波洋一宜野湾市長、基地問題研究者の乾友行氏が出席し、米軍再編の現状や反対運動の取り組みなどについて発言しました。

 伊波市長は、沖縄での基地の状況を紹介しつつ、アメリカ本国では沖縄のような基地の在り方は考えられないとのべ、「米軍の駐留を許すならば、日本の政府は国民の生活を守る責任がある。国民は声を大きくあげていくことが重要だ」と話しました。

 井原氏は、米海兵隊岩国基地の滑走路沖合移設や愛宕山開発問題について経過を紹介し、「国はアメリカ一辺倒で追随して米軍再編をすすめている」と批判し、「米軍再編に反対して運動している沖縄、神奈川、岩国が連携、協力して反対運動を広げていこう」と訴えました。

 集会は、七月十三日に神奈川県横須賀市で開かれる原子力空母の配備を許さない大集会の成功をよびかけ、「米軍再編反対でたたかっている沖縄、神奈川、岩国は連帯・団結して運動を強め、米軍再編を打ち破りましょう」と訴えるアピールを確認しました。参加者は全員で、「爆音ノー」の紙を掲げ、米軍再編反対の意思を示しました。



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