2008年6月23日(月)「しんぶん赤旗」
矢野市長が4選
市民守る狛江市政継続
自公・民推薦両候補に圧勝
東京都狛江市長選は二十二日投開票され、「豊かな狛江をつくる市民の会」推薦の矢野ゆたか氏(61)=現、日本共産党員=は前市議会議長の高橋清治氏(57)=自民、公明推薦=、映画プロデューサーの伊藤正昭氏(41)=民主、生活者ネットワークなど推薦=の二新人を破り、四回目の当選を果たしました。
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同市内の事務所で記者会見した矢野氏は「多くの市民のみなさんのお力添えで大変な激戦を勝ち抜くことができました。選挙中に掲げた公約を誠実に実行し、よりよい狛江のまちづくりへ全力を尽くしたいと思います」と喜びを語り、四期目への決意をのべました。
矢野氏と「豊かな会」は市民との協働で進めてきた三期十二年の実績を発展させ、子どもたちや障害を持つ人、働く人、お年寄り、すべての市民にとって住みよい狛江のまちづくりを進めようと訴えてきました。
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くらしを守り、切実な願いにこたえる姿勢に共感が広がりました。
相手陣営は国会議員、都議などを総動員し「流れを変えよう」(自民系)、「トップ交代」(民主系)と叫んで二方向から矢野市政の「打倒」をはかりました。
これに対し「豊かな会」に集まる市民は「十二年前の暗い狛江に戻ったら大変」「矢野さんになって市政が見違えるようによくなった。これからも一緒に市政を発展させたい」と草の根から反撃し、有権者に支持を広げて激戦を制しました。
日本共産党員の市長は矢野氏のほか、秋田県湯沢市、岩手県陸前高田市、埼玉県蕨市で選ばれています。
投票率は48・51%。
当 矢野ゆたか61無現 13396
高橋 清治57無新 9727
伊藤 正昭41無新 7173
(選管確定)