2008年6月20日(金)「しんぶん赤旗」
日米安保戦略会議
11月 東京で再開へ
1年ぶり
自民、民主、公明各党の国防族議員と日米の軍需産業との接点となっていた日米安全保障戦略会議が今年十一月に東京で一年ぶりに開催されることが十九日、わかりました。
先月開かれた日米安保戦略会議を主催する日米平和・文化交流協会(会長・瓦力元防衛庁長官)の年次総会および理事会で決定されたものです。総会で決まった事業計画によると、日米安保戦略会議は十一月六、七両日に東京で開かれます。
日米安保戦略会議は、日米軍需産業の後援を受けて二〇〇三年から日米の国会議員、米国防総省関係者らがミサイル防衛などをテーマに日米軍事同盟を側面から強化する交流を重ねてきました。春秋二回、日米で相互開催されてきましたが、今春は開催を中止。昨年秋に表面化した軍事利権問題で日米平和・文化交流協会や日米安保戦略会議との関連がさまざまな疑惑を招くなかで、混乱をさけるためでした。
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