2008年6月15日(日)「しんぶん赤旗」

立命館教職員組合

総長・理事長の退任要求決議


 立命館大学(京都市中京区)の特別転籍問題で十三日夜、立命館教職員組合連合(委員長=佐藤春吉・産業社会学部教授)が集会を開き、大学を運営する学校法人立命館の川口清史総長(学長)と長田豊臣理事長、川本八郎相談役(前理事長)ら学園を運営するトップである常務会の退任要求を決議しました。京都市北区をはじめ全国六カ所同時に開かれた集会には、教職員ら二百人が参加しました。

 今春の入試で定員超過となった新設の生命科学部の新入生を不当に他学部に転籍させた特別転籍問題をめぐり、国の今年度経常費補助金が25%、約十五億円、減額されることが決まっています。

 特別転籍問題をめぐっては、十日には文学部教授団六十九人が全会一致で、理事長、総長、相談役はみずから出処進退を明らかにすべきだとの声明を発表したほか、経済学部教授会有志も同日、理事長、総長、相談役の退陣を求める声明を発表しています。


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