2008年6月11日(水)「しんぶん赤旗」
原子力空母(G・ワシントン)配備遅延も
環太平洋合同演習 キティホーク参加
米太平洋艦隊司令部は九日、今月二十九日からハワイ沖で約一カ月間行われる「リムパック2008」(環太平洋合同演習)に、当初予定されていた原子力空母ジョージ・ワシントンではなく、日本での任務を終えて先月二十八日に米海軍横須賀基地(神奈川県)を出港した通常型空母キティホークが参加すると発表しました。八月十九日に横須賀配備が計画されているG・ワシントンは、五月二十二日に艦内で大規模な火災が発生。米本土で行われている事故調査と修理が長期化し、「見通しが立たない」(同司令部)ため、七月十五日に米本土に到着する予定だったキティホークを代役にしたものです。
米海軍はキティホークが八月まで太平洋地域に展開する選択肢も検討しており、G・ワシントンの横須賀配備が遅れる可能性も出てきました。「リムパック2008」は世界最大規模の多国籍洋上軍事演習で、日本を含む十カ国から三十五隻が参加します。
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