2008年6月8日(日)「しんぶん赤旗」
火災原因いまだ不明
米原子力空母 G・ワシントン
米太平洋艦隊司令部は七日、横須賀基地(神奈川県)への配備を計画している原子力空母ジョージ・ワシントンの火災事故(五月二十二日)について声明を発表しました。この中で、事故発生から二週間以上たっているにもかかわらず、火災原因が分かっていないことが明らかになりました。
声明は「火災に関する広範囲の損害調査はほぼ終了した」と宣言するもので、火災発生場所は下甲板から船体外側の上甲板に通じる通風用たて坑だったとしています。ところが、原因については「いまだ確定していない」と明記しています。
声明はまた、損害が出たのはたて坑を通っている電気ケーブルなどだとするとともに、空母全体で三千八百以上ある区画のうち約八十区画で損害が出たとしています。
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