2008年6月7日(土)「しんぶん赤旗」
DV法の課題を審議
紙議員 市町村支援を要求
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参院少子高齢化・共生社会に関する調査会(四日)で、各党委員が政府に対し、二度目の改正DV法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律)が今年一月に施行されて以降初めて、同法の現状と課題についてただしました。
日本共産党の紙智子議員は、DV法が関係者とともに立法、改正を続けてきた意義にふれたうえで、さらなる改正の要求があると指摘。配偶者暴力相談支援センターの設置が市町村の努力義務となったことから、被害者保護をすすめるため、市町村への財政支援と民間シェルターへの一時保護委託費の抜本的増額、運営費の補助を求めました。
厚生労働省の村木厚子審議官は「今年度は委託費単価の増額をはかった。今後もさらなる施策充実をはかりたい」と答えました。
また紙氏は恋人間のDV(デートDV)への対応、加害者教育プログラムの調査研究をもとめました。