2008年5月30日(金)「しんぶん赤旗」

米政権「ごまかしの文化」

元報道官が回想録


 【ワシントン=西村央】二〇〇三年から大統領報道官を務めたスコット・マクレラン氏がイラク戦争などをめぐってブッシュ大統領を非難する回想録を出版しました。この本は『何が起きていたのか ブッシュ・ホワイトハウスの内幕とワシントンのごまかしの文化』と題したもの。

 イラク戦争については、「不必要な戦争を始めたことは重大な誤りだった」とし、「今多くのアメリカ人が判断している通り、イラク侵攻の決定は重大な戦略的誤りだったことは歴史のなかでも明らかにされる」と述べています。

 マクレラン氏が報道官を務めた〇三年から〇六年はイラク戦争が泥沼化に向かった時期で、ルイジアナ州ニューオーリンズなどに大きな被害をもたらしたハリケーン・カトリーナの襲来、中央情報局(CIA)工作員名の漏えい事件なども起きました。


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