2008年5月26日(月)「しんぶん赤旗」

米軍新基地

阻止へ座り込み1500日

沖縄・辺野古 住民ら記念集会


 沖縄県名護市辺野古沖への米軍新基地建設を阻止しようと始めた住民らの座り込みが千五百日を迎えることを記念して二十五日、「基地建設阻止座り込み千五百日集会」が開かれました。

 強い日差しが照りつける中、辺野古漁港近くの砂浜での集会には約三百人が参加しました。二〇〇四年四月十九日からはじめた座り込みは二十七日で千五百日目となります。

 主催者を代表してヘリ基地反対協の安次富浩代表委員があいさつ。安次富氏は、米サンフランシスコ連邦地裁での「ジュゴンへの影響を避けるべく配慮すべき」とした判決や青サンゴや浜サンゴの貴重な群落が見つかったことを報告。「この海に基地をつくることができるわけがないことがますますハッキリしつつある」とのべ、今後も続けていく決意をのべました。

 集会では、共闘団体や国会議員があいさつ。日本共産党からは赤嶺政賢衆院議員が発言しました。赤嶺氏は、新基地建設計画の遅れを心配する米政府関係者の発言を紹介し、「私たちが辺野古でがんばっていることが、日米軍事同盟を揺るがすたたかいになっている」と、参加者を激励しました。

 集会には、韓国の梅香里爆撃場返還運動に取り組んだ住民らも駆けつけ連帯のあいさつを行いました。

 参加者は「美(ちゅ)ら海に基地をつくるな」などとシュプレヒコールをあげました。



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