2008年5月25日(日)「しんぶん赤旗」
後期高齢者医療
老人クラブ訪ね対話
廃止への共同訴え
東京・大田共産党区議団
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東京都大田区の日本共産党区議団(藤原幸雄団長、八人)は、五月に入り、百五十六ある老人クラブの会長を訪ねて、党のアピール「高齢者差別の医療制度は廃止しかない」と署名用紙を届け、後期高齢者医療制度の廃止のために力を合わせましょうと呼びかけています。これまで九十人以上を訪ね、七十人近くの会長と対話しました。
訪問後、懇談した会長から署名用紙が郵送されてきたり、「署名を取りにきてほしい」と連絡が入ったりと、地域で草の根の共同が広がってきています。
藤原団長は「これまでつながりのなかった人も含め、私たちの訪問を拒否する人はいませんでした。自民党のポスターがはってある家もありましたが、全体的にみなさん話はよく聞いてくれました」と話します。
対話できた会長からは「とんでもない制度だ。政府はひどい制度をつくったよ」「クラブの誕生会があるのでそこで集めます」「年寄りをいじめる政治はおかしい」「今度、総会があるので署名を提起する」など不安や怒りの声が相次ぎました。
大田区は、年金からの保険料の天引きが延期されています。
まだ保険料が決まっていないため、「よく分からない」「会員の関心が高くない」と話す会長もいました。
藤原団長は、「老人クラブ以外にも町会長、医師会、商店会長などに党のアピールを郵送しました。対話を強め、廃止に向けた世論を盛り上げていきたい」と決意を語っています。
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