2008年5月25日(日)「しんぶん赤旗」
政治のいま なぜ
日本共産党・マルクス
注目される理由
「お茶の間に日本共産党がある、これが今の実感です」。日本共産党の幹部が二週連続でテレビに登場し、資本主義の限界などを語る状況をみて、こんな感想が党本部に寄せられています。
マスメディアでの日本共産党やマルクスへの注目は、今年はじめから続いています。志位和夫委員長の派遣労働問題での国会質問がインターネット上の動画で爆発的な反響(二月)。四月には『週刊朝日』が「日本共産党宣言」を特集。戦前の党員作家、小林多喜二の名作『蟹工船』が五万七千部も増刷されるほどのベストセラーに。雑誌でマルクスが特集されるのも珍しくなくなりました。
なぜ注目するのか。十八日放送のテレビ朝日系「サンデープロジェクト」では、司会の田原総一朗氏が「資本主義が道に迷ってわからないから、志位さんにきてもらった」と説明しました。