2008年5月3日(土)「しんぶん赤旗」
イラク戦争反対スト
米港湾労働者数千人が参加
【ワシントン=西村央】ロサンゼルスやロングビーチなどアジア向け貿易の主要港湾を含む米西海岸の二十九の港で一日、イラク戦争反対を掲げた港湾労働者のストライキがあり、数千人が参加しました。米紙ロサンゼルス・タイムズなどが伝えました。
ストライキを実施したのは国際港湾労働者労組(ILWU)と太平洋海事組合(PMA)。二十九の港は、北はシアトルから南はサンディエゴまで、西海岸の主要港三十一の大部分を占め、積み下ろし作業が一時ストップ。これらの港は米国の船舶輸送の半分以上を取り扱っています。
ILWUの委員長は今回のスト実施にあたり、「われわれは、いまこそイラク戦争を終結させるべきだとワシントンで主張する政治家を支持している」と話しています。
今回のストについて、PMAのスポークスマンは米西海岸時間で午前八時から午後五時までと述べており、両労組や港湾当局はストによる経済的損失は少ないとみています。
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