2008年5月3日(土)「しんぶん赤旗」
最賃引き上げ実現
ベネズエラで支持のデモ
中南米
【メキシコ市=島田峰隆】中南米各国でもメーデーの一日、記念行事が行われました。
ベネズエラでは、チャベス大統領が四月三十日、法定最低賃金と公共部門の労働者の賃金をそれぞれ30%引き上げる法令に署名したことを支持し、労働者、市民が首都カラカス市内をデモ行進しました。この法令で同国の最低賃金は、ラテンアメリカで最も高い月三百七十二ドル(約三万八千九百円)となります。
パラグアイの首都アスンシオンで開かれた労働者集会には、四月二十日に当選したばかりのルゴ次期大統領が参加。ボリビアの主要都市では労働者が集会を開き、右派地盤四県が進める「自治」に反対の意思表示をしました。
キューバの首都ハバナでは、六十カ国以上の代表も参加してデモ行進が行われました。このほか、チリ、アルゼンチン、エルサルバドルなどでも催しがありました。