2008年5月2日(金)「しんぶん赤旗」

米兵の死者4月49人

イラク 昨年9月以来最多


 【ワシントン=鎌塚由美】イラク駐留米軍は四月三十日に五人の戦死者を発表しました。国防総省発表などから最新の数字を伝える非政府組織(NGO)「イラク連合軍犠牲者」によると、四月に戦死した米兵は四十九人となり、昨年九月の六十五人以来最多となりました。この間の武装勢力掃討作戦も影響しました。

 開戦以来の米軍死者は三十日現在、四千六十一人になりました。

 イラク政府当局者は、三月下旬以降のバグダッド・サドルシティーでの米軍・イラク軍とシーア派武装グループとの戦闘で、イラク人九百二十五人が死亡、二千六百五人が負傷したと語りました。死傷者の多くに、市民が含まれているといいます。米CNNが伝えました。

 イラク内務省の発表では、四月のイラク市民の死者は九百六十九人、負傷者は千七百五十人でした。



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