2008年4月28日(月)「しんぶん赤旗」

医療守る議席国会へ

新潟・長岡 井上参院議員訴え

　新潟県の日本共産党中越地区委員会は二十七日、長岡市で井上哲士参院議員を迎え演説会を開き、五百人が参加しました。

　竹島良子県議の県政報告に続き、山口のりひさ衆院北陸信越比例予定候補は、補聴器店で今月補聴器が売れないといわれ、それが後期高齢者医療制度で年金の天引きがあったせいだと聞いた話を紹介し、政府がこの制度でお年寄りを長生きさせまいとしているなら、意地でも長生きして制度を廃止させ、政治を変えることを呼びかけ。「北陸信越の日本共産党議席をなくしたことを一日たりと忘れたことはない。今度こそ国会で思い切り仕事をさせてほしい」と訴えました。

　たけだ勝利同比例予定候補（新潟１区重複）は「日本共産党の農業再生プランで農業関係者と懇談し、早く実現してほしいと期待が寄せられている。何としても期待に応えたい」と述べました。

　井上議員は、後期高齢者医療制度がお年寄りいじめと同時に、団塊の世代が七十五歳以上になったときに医療費を減らす狙いもあると指摘し、長寿を喜べる社会にするため制度廃止で力を合わせようと呼びかけました。

　井上氏は、農業再生プランの特徴やアメリカいいなりの実態、総選挙で日本共産党が伸びる意義を強調。「今日の聞き手が明日の語り手になり、それが政治を変える力になる。一つでも共感があれば日本共産党の支持を広げてほしい」と訴えました。

　聴衆の男性（８２）は「後期高齢者医療制度は困る。共産党が躍進したときは老人医療が無料になった。共産党が伸びれば政治はよくなると確信している」と語りました。