2008年4月27日(日)「しんぶん赤旗」
「食料高騰 世界の危機」
国連総長
【ロンドン=岡崎衆史】国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は二十五日、ウィーンの国連事務所での記者会見で食料価格高騰が「真のグローバルな危機に発展した」と述べ、国際社会に迅速な対応を促しました。
同事務総長は、食料価格高騰の国際社会への影響の大きさについて危機感を表明、「国連は、国際社会のすべての構成員同様に、非常に懸念している」と述べました。その上で、国際社会の結束した緊急の対応を呼びかけました。
同事務総長はまた、食料問題が今月二十八、二十九の両日にスイスのベルンで開かれる国際通貨基金(IMF)と世界銀行の会合で議論される予定だといいます。