2008年4月24日(木)「しんぶん赤旗」
ガソリン値上げ
国民生活に追い打ち
穀田氏主張 「物価高打開こそ」
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日本共産党の穀田恵二議員は二十三日の衆院国土交通委員会で、生活必需品の相次ぐ値上げへの政府の認識をただすとともに、「ガソリン値上げで、さらに庶民に負担を課すことはやめるべきだ」と主張しました。
穀田氏は、福田康夫首相が十二日の「桜を見る会」で「(物価上昇は)しょうがない」と述べたことについて、「首相の資格にかかわる問題だ」と批判。「平安貴族のように花見をしながら庶民を見下している」と、国民からも厳しい批判が起きていることをあげ、「冬柴大臣は、この発言をどう受けとめているのか」とただしました。
冬柴鉄三国交相は、「(物価高の中)生活をどうするかは、それぞれが工夫していかなければならない」などと述べ、首相発言を追認しました。
穀田氏は、「庶民を苦しめる物価高を打開するのは政治のつとめだ。それを庶民に負わせるのは間違っている」と指摘。「物価高の下、ガソリン価格の値上げで生じる混乱を、どう想定しているか」とただしました。
国交省の宮田年耕道路局長は、「答えるデータもないし立場にもない」などと述べました。
穀田氏は、「ガソリン税値下げのときは国民生活が混乱すると大騒ぎして、値上げの混乱は想定しないとは、あまりに無責任だ」と批判。「国民生活にさらに追い打ちをかける大増税はやるべきでない」と重ねて強調しました。
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