2008年4月8日(火)「しんぶん赤旗」
将棋・第39期新人王戦
新四段稲葉 8強一番乗り
16強 注目の若手出そろう
将棋の第三十九期新人王戦(しんぶん赤旗主催)は現在三回戦が進行中で、今月四日に行われた二回戦最終局で村山慈明(やすあき)新人王・五段(23)が勝ちベスト16が出そろいました。(トーナメント表)
同日行われた三回戦第一局では今月昇段しプロ棋士になったばかりの稲葉陽四段(19)が村田智弘五段(27)に勝ちベスト8一番乗りを決めています。
ベスト16の顔ぶれは、前期準優勝の中村亮介四段(22)をはじめ、同ベスト4の片上大輔五段(26)、ベスト8の村中秀史四段(27)、最年少棋士の豊島将之四段(17)ら、注目の若手棋士がそろっています。
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奨励会三段陣では星野良生三段(19)、佐藤慎一三段(25)がベスト16入り。星野三段は前期ベスト4の加来博洋三段(27)を下して三回戦に進出しました。
若手最強の座を争うたたかいは三回戦以降も熱戦必至です。
女流棋士は、昨年のレディースオープン決勝に勝ち進む活躍をした女流棋士最年少の里見香奈女流初段(16)が男性棋戦に初登場しました。二回戦で第三十七期新人王の糸谷哲郎四段(19)と対戦しましたが糸谷四段の好手の前に敗退しました。
ほかに早水千紗女流二段(25)も新人王戦初登場。また、現在マイナビ女子オープン五番勝負で頂点を争っている甲斐智美女流二段(24)、昨年十一月に日本女子プロ将棋協会(LPSA)に初のタイトルをもたらした石橋幸緒女流王位(27)が出場しましたがいずれも初戦で敗れました。
新人王戦初登場の武田俊平赤旗名人(28)は一回戦で一瀬浩司三段(27)に敗れています。
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