2008年4月4日(金)「しんぶん赤旗」
チベット問題――対話による平和的解決を
志位委員長が胡錦濤主席に書簡
日本共産党の志位和夫委員長は三日、チベット問題について、中国の胡錦濤国家主席に書簡を送りました。同日の記者会見で明らかにしました。書簡の内容は以下の通りです。
中華人民共和国国家主席 胡錦濤殿
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チベット問題をめぐって、騒乱・暴動の拡大と、それへの制圧行動によって、犠牲者が拡大することを、憂慮しています。
事態悪化のエスカレーションを防ぐために、わが党は、中国政府と、ダライ・ラマ側の代表との対話による平和的解決を求めるものです。
そのさい、双方が認めている、チベットは中国の一部であるという立場で対話をはかることが、道理ある解決にとって重要であると考えます。
だれであれ、オリンピックをこの問題に関連づけ、政治的に利用することは、「スポーツの祭典」であるオリンピックの精神とは相いれないものであり、賛成できないということが、わが党の立場であることも、お伝えするものです。
2008年4月3日
日本共産党中央委員会幹部会委員長 志位和夫