2008年3月25日(火)「しんぶん赤旗」
福田内閣6カ月
支持率下落 2割台も
報道各社世論調査
二十六日で発足半年となる福田内閣の支持率が依然不支持率を大きく下回り、三割を切る事態に直面しています。
「読売」二十四日付の世論調査では、内閣支持率は33・9%と、発足直後の57・5%(昨年九月)から急落。「日経」同日付でも支持率は二月の前回調査から9ポイントも低下し、31%になりました。逆に不支持率は「読売」で54・0%(前月比3・2ポイント増)、「日経」で54%(同6ポイント増)となりました。
さらにテレビ朝日系のANNの世論調査(二十二、二十三両日実施)では今月上旬の調査より支持率が6ポイント下がって24・7%と内閣発足から初めて三割を切りました。不支持率は9ポイント増の53・2%で、初めて過半数に達しました。ANNは「衝撃の24・7%」と報じています。
福田康夫首相の政権運営に厳しい目が向けられています。「読売」調査では、福田内閣や福田首相の半年の実績を「あまり評価しない」「全く評価しない」は合計63・5%。福田首相が、どのような政治を目指しているか「よくわかる」と答えた人はわずか8・8%で、「よくわからない」は88・7%にのぼりました。「日経」でも福田内閣の仕事ぶりに62%が「評価しない」と回答しています。
新聞・テレビ各社が今月上旬から実施している世論調査では、軒並み内閣支持率は30%台前半に落ち込んでいます。