2008年3月21日(金)「しんぶん赤旗」

総選挙勝利 必ず

日本共産党が各地で演説会


松山で市田書記局長

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(写真)市田氏の演説を聞く参加者=20日、松山市

 日本共産党愛媛県委員会は二十日、松山市に市田忠義書記局長を迎え「日本共産党と日本の未来を考える春の集い」を開きました。

 千三百人の参加者は、市田氏、笹岡まさる衆院比例四国ブロック予定候補、田中かつひこ同比例四国・愛媛1区予定候補が語る情勢の変化と「日本改革」の展望に聞き入り、「四国ブロックで二十七万票を獲得し、山原健二郎さんの後を継ぐ四国の新しい代表を国会に送り出そう」の訴えに大きな拍手でこたえました。

 市田氏は、(1)大企業中心主義(2)アメリカいいなり(3)侵略戦争の正当化、という自民党政治の「三つの異常」をただす党の改革の立場を、道路特定財源などムダづかいと結びついた税制の見直し、大企業・大資産家へのいきすぎた減税をただす、軍事費にメスをいれるという「財源論」、一〇条(廃棄通告)にもとづく安保条約廃棄の展望などを示して語りました。

 農業問題にふれた市田氏は、「大工さんは一人大工でも大工さんだ。百姓だけはどうして小規模だったら百姓と認めないのか。これほど農民の誇りと尊厳を踏みにじる亡国の農政はない」という農民の叫びを紹介し、農業を基幹的生産部門と位置づけ多様な経営を応援する、党綱領の立場と最近発表した「農業再生プラン」を説明。「価格保障や食料主権を堂々と掲げている政党は共産党しかない」とのべ、大きな拍手につつまれました。

 笹岡氏は、農機具メーカーの技術者をしていたとき、秋田県の八郎潟で青田刈りの現場に出あい、亡国の農政に涙を流し怒りを燃やした活動の原点を紹介。ペットボトルをかかげて、「これにコメをいっぱい詰めても七十五円から九十一円しかしない。水でも百三十五円。水より安いコメを作らす政治を私は絶対許さない」とのべました。

金沢で小池政策委員長

 日本共産党の石川県委員会は二十日、金沢市文化ホールで小池晃党政策委員長を弁士に演説会を開きました。山口のりひさ衆院北陸信越比例予定候補、佐藤まさゆき同予定候補(石川1区重複)が「一回の総選挙で議席奪還を」と訴えると、会場いっぱいの参加者九百五十人が盛んに拍手と声援を送りました。

 小池氏は、雇用、農業、医療、平和問題について、自公政治のゆきづまりと日本共産党による打開の方向を示しました。

 小池氏は、後期高齢者医療制度を追及し大反響の国会論戦を再現。厚生労働省の担当者が石川県で「この制度は、医療費が際限なくあがっていく痛みを後期高齢者みずから自分の感覚で感じとっていただくもの」と講演したことを紹介すると、会場はどよめきました。

 小池氏が「同制度の四月からの実施を中止、撤回させましょう」と呼びかけると、参加者は大きな拍手で応えました。

 山口氏は、立候補表明して二年間、北陸信越地方をかけめぐった結論として「格差・貧困、原発、農業、環境問題など解決してほしいという有権者の思いを届けるために、何としても国会にはい上がりたい。押し上げてください」と、熱く訴えました。

 佐藤予定候補は自民党の支持基盤の人たちと懇談し「驚くような変化を実感。手をとりあって政治を変えるために全力をつくします」と決意を語りました。

山形で穀田国対委員長

 日本共産党山形県委員会は二十日、山形市で穀田恵二国会対策委員長を迎えて演説会を開きました。八百五十人が集まりました。

 穀田氏は道路特定財源に対する世論の変化を取り上げ、「一般財源化を二十年間言ってきたのは共産党だけ」と述べ、いま国民との結びつきで政治を変える「潮目」ができていることに確信を持とうと訴えると、会場からの拍手や「そうだ」との声が響きました。

 穀田氏は日本の政治の「三つの異常」を告発し、これをただすために「平和と民主主義の旗を掲げてたたかった日本共産党の躍進が必要」と支援を呼びかけました。

 高橋ちづ子衆院議員・同東北比例予定候補は、共産党の「農業再生プラン」が農協にも共感を得ていると報告。「情勢を変える要は国民の運動と共産党の結びつきだと確信した。なんとしても東北の議席を守りたい」と訴えました。

 佐藤まさゆき衆院比例予定候補(山形1区と重複)、渡辺ゆり子県議があいさつしました。


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