2008年3月19日(水)「しんぶん赤旗」
狛江市予算案を可決
予算特別委 切実な願い盛り込む
東京
東京都の狛江市議会予算特別委員会は十八日、矢野ゆたか市長が提案した二〇〇八年度一般会計予算案(二百十四億八千四百万円)を一部修正し賛成多数で可決しました。日本共産党は明政クラブ(自民系)、公明党提案の修正案に反対し原案に賛成しましたが、民主党は原案、修正案ともに反対しました。
日本共産党の田中とも子市議が討論に立ち、同予算案について「財政基盤確立・強化を着実に進めながら、長年の懸案である課題も含め市民要望の実現で大きな前進をはかっている」とのべました。
同予算案は、被災者に加え失業や病気などで生活が困窮している人に対しての市民税の減額・免除、後期高齢者医療制度の四月実施に伴う健診自己負担分への助成、ハンディキャブこまえへのガソリン代高騰分の補助金上乗せなど、高齢者、障害者のための予算を盛り込んでいます。
また、保育園の待機児解消に向けた対策や児童の放課後対策の拡充、市民の念願だった中学校給食の九月スタート、安心安全パトロールへの補助拡充や学校安全巡回員の充実、木造老朽住宅に限っていた耐震診断助成のマンションなどへの拡大、コミュニティーバスの運行など、子育て支援や教育、まちづくりにも力を入れるものとなっています。
予算案は二十七日の本会議で採決されます。