2008年3月17日(月)「しんぶん赤旗」
原子力空母の配備問う
住民投票求め署名行動
神奈川・横須賀
米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)への米原子力空母の配備と安全性を問う住民投票条例の制定をめざして、「米原子力空母の横須賀配備を阻止する三浦半島連絡会」は十六日、市内各所で大規模ないっせい署名行動を繰り広げました。
地元の平和、民主団体を先頭に、首都圏諸団体の支援も受け、五百人をこえる人が全戸訪問、チラシ配布、ハンドマイク宣伝に奮闘。二千二十四人分の署名が集まりました。
十五台の宣伝カーを運行し、京急横須賀中央駅前では、午前十時半から午後三時までロングラン宣伝を行いました。着ぐるみを着た青年が商店街を練り歩きました。
街頭で署名に応じた同市佐野町の女性は、「危ないものを回避する運動なので協力しました」とのべました。
同市坂本町の女性(41)は、訪問活動に取り組みました。訪問を受けた同市安浦町の女性(63)は「アメリカが進めていることだから配備しないということにならないかもしれない。でも、原子力空母が来ると不安です。来ない方が一番よい」と署名しました。
日本共産党の、いとう正子衆院神奈川11区候補は、受任者として署名集めに取り組みました。
また、はたの君枝、むねた裕之両衆院比例候補も激励にかけつけました。
直接請求署名運動は、同連絡会や、幅広い団体、個人でつくる「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」が取り組んでいるもの。受任者は三千六百五十人をこえています。
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