2008年3月16日(日)「しんぶん赤旗」
新銀行東京
追加出資ノー87%
党都議団シール投票 「知事は責任とれ」
「石原は間違いを認めるべきだよ」「税金のむだづかいはやめて」―。日本共産党都議団は十五日、新宿駅東口前で新銀行東京への四百億円の追加出資の是非を問うシール投票を呼びかけました。初回(三日)は四百三十三人が投票、今回は三倍近い千二百九十八人に達しました。追加出資「反対」の欄には千百三十五人(87・4%)がシールを張りました。
シール投票が始まるとすぐに通行人の足が止まり、駆け寄って投票する人や、党都議団に「がんばって」と声をかける人も。
武蔵野市の女性(21)=大学生=は「最初に一千億円出資して損しているんでしょ。これ以上税金を注ぎ込むのはやめてほしい」と声を大にして話します。
視覚障害者の男性(65)は「四百億円あったら中小企業への支援だって、障害者の負担を軽くすることだって、いろいろできるはずです」と語り、都議団の作ったビラの配布も手伝いました。
男性(67)=新宿区=は「石原は自分の首を自分で絞めているよ。責任を認めるべきだ」といいます。八王子市からきた会社員(32)も、「民間だったらあっというまにつぶれますよ」。
五カ月の赤ちゃんをつれた西東京市の看護師の女性(30)は、「これ以上お金を入れても経営がよくならないのがわかっているのに、その予算を自民党や公明党が通してしまおうなんてひどい」と話します。