2008年3月14日(金)「しんぶん赤旗」
“議論は国会で”
自民にたしなめられる民主
自民、民主両党の青年局主催による道路特定財源問題の公開討論会が十三日、憲政記念館で開かれました。民主党の呼びかけに自民党が応じたもので、両党三人ずつの国会議員がパネリストとして討論しました。
自民党側は、十年間で五十九兆円をつぎ込む「道路中期計画」の大半が、高速道路や高速道路並みの自動車専用道路だということに口をつぐみ、「歩道がない。救急車が通れずに、救えなかった多くの命がある。国民の命を守るために道路整備が必要」と主張。道路特定財源の一般財源化については「一般財源になったら心配なんです。みんなが道路をつくってくれるか」と述べました。
一方、民主党側は自民党から、暫定税率を廃止した場合の財源問題を質問されると「暫定税率廃止はショック療法」「地方に迷惑はかけない」などとしかいえませんでした。審議拒否戦術を取ってきた民主党に自民党は「ここより国会で徹底審議をするのがスジ。向こう(国会)でやろう」とよびかけました。