2008年3月14日(金)「しんぶん赤旗」
値上げ増税ノー 全国で統一行動
「消費税の社会保障税化反対、今こそ政治を変え、国民生活を守ろう」と十三日、「3・13重税反対全国統一行動」が全国五百八十カ所で繰り広げられ、十八万人が参加しました。
貧困と格差が広がり、原油、穀物の高騰が中小業者の営業と生活を深刻にしています。自公政権は社会保障財源として消費税大増税を計画、一方、大企業には減税です。労働者、中小業者、農民、建設職人、年金生活者らが、「大増税ノー」「中小業者の仕事確保に予算を増やせ」「後期高齢者医療制度反対」「社会保障の充実を」とアピールしました。
東京都足立区では、二カ所で区民集会を開き、合わせて八百人余が、二つの税務署にむけてデモ行進、所得税などの申告をしました。「変えよう中小業者つぶしの政治を、消費税の大増税絶対反対」の横断幕、「下請工賃をあげろ」「正規雇用を増やせ」などのプラカードを掲げて、市民に訴えました。
足立区で十三年間、ペットフードショップを経営する女性(64)。中国産のペット用食材料の輸入が突然止まり、棚に並べる犬、猫のおやつ類がない状態です。国内産は価格が高騰しています。
「原油の値上げの影響を受け、昨年暮れから二、三回も値上げされ、四月にまた上がる。こんなことは初めてです。高騰分も、消費税も、お客さんに請求するわけにいきません。大幅な収入減です」と頭を抱えます。「社会保障のためという口実で消費税を増税するなんて、とんでもない」と話しました。